産業や学術研究に欠かせない「物質分析」は、普段は工場や実験室の中だけでしか見ることができません。
しかし、飲み水の安全や、安定した製品の品質、薬を開発するためには不可欠で、思いがけず私たちの身の回りの生活を支えているインフラ技術の一つです。
「物質分析」の仕事を通じて、さまざまな「こうしたい」「あれはできないか?」といったニーズに技術で対応するとともに、小中学生の体験学習ニーズ、大学、大学院での技術教育に接してきました。
その過程で、目覚ましい進展を遂げる物質分析技術に関する情報があふれる一方、急速に広がり続ける多様なニーズとの接点が十分に築かれていない現状に直面しました。つまり、「技術」と「ニーズ」が必ずしも適切なマッチングに至っていないのです。
こうした背景から、「物質分析」の技術情報と多様なニーズとの橋渡しを行うデジタルハブが必要と考え、2025年よりサービスの提供を開始しました。
当社は物質分析の「ニーズ」と「技術」の中継地(シェアポイント)となり、多様化・高度化する技術を、ニーズが効率的に活用し、課題解決につなげる道筋をプランニングします。
ニーズと技術の出会いによって、新たな発見や技術イノベーションに繋がる反応が起きることを願っております。